今回の内容はtitle(|location|font(family|size|color|rotation|[vh]align)) (Plots.jl(GR))
の追加情報になります。
まぁ何というか公式のアトリビュートのドキュメントに
| Atrribute | Aliases | Default | Type | Description |
|---|---|---|---|---|
| titlelocation | ... | :center |
Symbol | ... |
ってあったので，シンボル型だとうのみにしていたのだが，どうもタプルでの指定も可能らしい… というのが，この記事の主な内容になります。
一応，titleのポジション指定の概念図を次に示します。
赤字の部分が指定する感じです。
といっても前回のmargin関係の図の流用です。
で，plot_titleで出来たことをtitleでやってみると，うっかり出来てしまったのでここに情報を記録します。
といっても，ほぼ上の概念図で全てなのですが…
使用例
座標指定
まずは座標指定のサンプルです。
using Plots import GR gr() my_pos = [(0,1), (0.5, 1), (1,1), (0, 0.5), (0.5, 0.5), (1, 0.5), (0, 0), (0.5, 0), (1, 0)] plts = [plot(sin;title="$(pos)", titleposition=pos, margin=(1, :cm)) for pos in my_pos] plot(plts...; size=(1200, 900), layout=(3, 3)) savefig("title_location_coordinate.png")
表示座標内の左下を(0,0)，右上を(1,1)とした座標でタイトルの位置を指定することになるようです。
図の下側にタイトルを表示
下側のマージンを大きくしてそこにタイトルを表示する例です。 使うとすればこの例でしょうか?
using Plots import GR gr() plot(sin; title="下の真ん中", titlefontfamily="ipag", titlelocation=(0.5, -0.1), bottom_margin=(1, :cm)) savefig("title_location_bottom.png")
titlefont[hv]align
:center，:left，:rightの時は効かないのですが，座標指定の時は
titlefont[hv]alignのアトリビュートが効きます。
次は図の真ん中を指定座標にして，アラインを変更したものです。
using Plots import GR gr() my_opt = (titlefontfamily="ipag", titleposition=(0.5, 0.5), ticks = 0:0.5:1) plot( plot(;title="左上", titlefonthalign=:right, titlefontvalign=:bottom, my_opt...), plot(;title="右上", titlefonthalign=:left, titlefontvalign=:bottom, my_opt...), plot(;title="左下", titlefonthalign=:right, titlefontvalign=:top, my_opt...), plot(;title="右下", titlefonthalign=:left, titlefontvalign=:top, my_opt...), layout=(2,2)) savefig("title_align.png")
対応バージョンについて
上記の内容はバージョン1, 2とも利用できる内容です。
