blogの管理画面を見てみると,Xdotted
している形跡が。
ということで,言及のあった内容について少し。
最初にアルファベットとか表示されるの使い心地良くなくてKTyping作ったけど、
漢直のユーザーとしてはそれが普通です。
漢字直接入力コミュニティサーベイとか見ても 大体自分で実装している方が多くて,私のような人はむしろ少数派かと。
ちょっと気になったのは、 「mozcの場合は,仮名漢字変換の変換元は平仮名しか登録できない」 と書いてあることで、これは本当なんだろうか。 Google日本語入力は、普通に漢字かな交じりの単語を登録できるんですが。
実際ubuntu 22.04 のMozcは登録はできても変換が効かないので, Mozc 2.26.4220.100時点ではできなかったと考えています。
会社ではubuntu 22.04を使っていますが,ここでのMozcでは辞書登録による交ぜ書き変換は今でもできません。 交せ書きができそうというのはX上の岡さんの記述と家のPCのubuntu 24.04で 最新のバージョンのMozcビルド環境で試してから, その後WindowsのGoogle日本語入力で確認して初めて知った感じです。(前回の記事の後)
という訳で,ubuntuでは数年前まではできなかったと考えるのが妥当と思います。 実際大昔に2014年のT-Code's Nightの一連の日記を書いた時に 試した時は出来なかったので元々出来なかったというのが私の認識です。
実際辞書の見出し語に平仮名しか駄目というのは WindowsのIMEの仕様に引っぱられたもので, WindowsのIMEの仕様がある程度固まった(Windows 8の時あたりかな?)時に 内容を確認して落胆したものです。
一時期Linuxから離れていた時にCannaが無くなっていた(辞書登録がかなり自由だった) り,この20年の間漢直を続けていくのはなかなかハードではありました。
自分でツールを作らない,ただのユーザーというポジションなので。
この方は emacs と mozc で T-Code を使っておられるようです。 tc.el を独自にメンテしながらお使いのようで
独自に
はtc-ac-complete
だけで,
tc.el
の方は独自にではなくて闇(表に名前が出ていない)
の公式メンテナで,
現在活動しているのは naota
さんと私だけで,
後は「Emacs使わんから」と言って現在は名前だけの方々で,
正直 Emacs Lispも全然分からんしtc.elのコードもよく分からんし,
元々EUC-JPのコードがutf-8になってるから色々ごちゃごちゃで
うかつに本体には手を出せれへんし,
そのくせあんまり感謝されへんし,
もううっとうしいわ。
気をとり直して…
まぁ他のメンテナは独自実装の方を頑張ってま(す|した)ね。
実は次の漢直に関する日記には Mozcでの交ぜ書き変換の実現方法のことについて書こうと思っています。
まぁぶっちゃけ手抜きで辞書を作る方法ですが, とりあえずこれから色々試してみようかと思います。 仕事も忙しいし,実現は来年中にできればかな?
なお,Mozcの場合辞書の見出し語は片仮名が効きません。 それが無ければ色々できるのですが…
ただ,Mozcのリリースログを見ると,辞書見出し語1万件→無制限等, 制限を緩める方向なので,これから先にはまだ何かあるかもしれません。 (実際2014年時点でローマ字テーブル1万件の縛りがあった)
まぁもう歳で純粋なプログラマでもないので出来ることをボチボチと。
追記
さっき試したところMozcの平仮名以外の見出し語については,ubuntu24.04の標準のmozcでも登録できなさそうです。ubuntuのmozcのバージョンを確認すると,mozcは 2.28.4715.102
なので
公式パッケージを使っている限りubuntuでは交ぜ書き変換を使えないことになります。
mozcのバージョンタグを追っていったところ2022年はまだ無理っぽいので,岡さんが「使える」と言っているのはいったいいつからの認識なんでしょうかね?