tick
を書こうとして少し調査中で分からないものを待っているといつまでも進まないので
手間はかかっても分かるものを進めることとしたい今日この頃。
今回はthickness_scaling
のアトリビュートを紹介します。
plot
関連のアトリビュートです。
実はtick
の太さを変えようとした時に,このパラメータしかいじれなさそうということが分かりました。
しかも,このパラメータを変えると,grid等の大きさも変わります。
個別には変えられません。
デフォルトの値1
から線の太さを何倍にするか?を指定するパラメータです。
文字の大きさも変わるのはご愛嬌。
別名
thickness_scaling
thickness_scalings
thicknessscalings
デフォルトの値
1
(Real)です。
使用例
まずは使用例です。線の太さ,文字の大きさが変わりますが,margin
が変になることが特徴です。(苦笑)
線の太さを3倍にしている例です。デフォルトのマージンだと見るも無残なので
上側のマージンだけ調整しています。
ちなみにマージンは負の値も可能なので,結構自由自で調整できます。
using Plots import GR gr() plt_01 = plot(sin; thickness_scaling=3, title="thickness_\\nscaling=3", top_margin=(-2.5, :cm), legend=false) savefig(plt_01, "thickness_scaling3.png")
マージンを全部修正(個人の感想です)してみます。
using Plots import GR gr() plt_02 = plot(sin; thickness_scaling=3, title="thickness_\\nscaling=3\\nmargin fix", left_margin=(-1.5, :cm), top_margin=(-4.0, :cm), legend=false, bottom_margin=(-0.5, :cm)) savefig(plt_02, "thickness_scaling3_fix.png")
線は太くなりましたが,ずい分文字も大きくなっています。
元々はグラフのサイズを大きくした時に簡単に文字を大きくする用のパラメータな気がします。
using Plots import GR gr() plt_03 = plot(sin; thickness_scaling=3, title="thickness_scaling=3 large size", left_margin=(-1.5, :cm), top_margin=(-1, :cm), legend=false, bottom_margin=(-0.5, :cm), size=(1600, 1200)) savefig(plt_03, "thickness_scaling3_fix_large.png")
これをサイズだけ大きくしたものと比べてみます。
using Plots import GR gr() plt_04 = plot(sin; title="no thickness_scaling, large size", size=(1600, 1200)) savefig(plt_04, "no_thickness_scaling_large.png")
線も細く,文字がちんちくりんになりますね。
マージンが自動でいい値にならない不満はありますが,グラフのサイズを大きくする時に 使えるアトリビュートではないかと思います。