はじめに
今回は,「今更hasida-table」fujiwaraさんのperlスクリプトの使い方,と題してT-Code用の各文字の打鍵表を出力する ツールについて紹介します。
大昔からお世話になっているツールなのですが,最近はほんのたまにしか利用せず,正直使い方に自信がありませんが, 今回再度確認のために利用方法の紹介に挑戦したいと思います。
hasida-tableとは?
fujiwaraさんが作成した,自分が欲しい文字だけの運指を表示するポストスクリプトファイルを出力する perlのスクリプトです。
一応現在でも動くものと思われます。
ダウンロード
githubのmakot-fujiwara/hiasida-tableに そのツールのレポジトリがあります。
基本的にフォルダそのまま公開しているだけのようなので,Downlopad ZIP等でダウンロードします。
利用環境の準備
基本的にはperlがインストールされていれば実行されるはずですが,ちゃんと使うためには
フルスペックの日本語のTeX環境が必要になると思われます。
私の場合,昔からtexを使ってきたので,ubuntuでapt install texlive-fullとかしているので特に問題はないのですが,
他の環境だとなかなか難しいところもあるのではないかと思います。
基本的には,README.utf-8に使い方が書いているので, その通りに利用する感じです。
利用方法
前置き
hasida-tableフォルダの中にhasida-tableというファイルがあるので,これに実行権限をつけるか,perl ./hasida-table ~とかで実行をします。
ここでは,hasida-tableファイルに実行権限がついているものとして説明します。
基本的に標準出力にポストスクリプトファイルが出力されるので,hasida-tableフォルダの中に入ってから,
./hasida-table >output.ps
等で利用します。
なお,hasida-tableファイルと同一階層にaiueo-full-1351.jisとかtcode.stとかのファイルがあることが前提の動作になっているようなのでご注意下さい。
hasida-tableファイルだけ別のところに持っていって実行しても多分動作しないと思います。
なお,hasida-tableに利用するファイルは全てjisコードでエンコードされているとして動作しています。
utf-8はおろか,SJIS,EUC-JPですら動作しないので注意して下さい。
なので,最近のモダンなエディタであるVSCode等でも基本編集できません。 まぁ我がEmacsは問題なく編集できますが…
全ての文字の打鍵図を出力する
./hasida-table ./aiueo-full-1351.jis >my-daken-full.ps
等で出力されます。ポストスクリプトファイルなので,
ps2pdf my-daken-full.ps
とやると,my-daken-full.pdfが出力されます。日本語関係のlatexの設定がされていると,
日本語もうまく変換されるはずですが,されていないと変な英文字が出力されて呆然としてしまうこと間違いなしです。
実は,この差はよく分かっておらず,確かlatex関係で改善方法があったはずですが, そういったバッドノウハウを保存していた家のgitlabサーバーが起動しないという体たらくなので,方法がよく分かっていません。
覚えた文字を除いて打鍵図を出力する
-nオプションでファイル名を指定すると,そのファイルに含まれる字を除外して打鍵図を出力できます。
ただし,このテキストファイルのフォーマットもjis形式(いわゆるiso-2022-jp?)で保存する必要があります。
./hasida-table -n ./my-exclude.jis ./aiueo-full-1351.jis >my-daken-exclude.ps ps2pdf my-daken-exclude.ps
一応除外してみた例になります。

もし-nオプションがない場合は1351字(この当時はまだ帳が無かったようです)ずら~っと文字と打鍵の図が並ぶ感じになります。
カスタマイズしたT-Codeの打鍵表を出力する
T-Codeでは40キーの2打鍵で1350字ほど定義されていますが,未定義の打鍵もあります。 その未定義のところに自分用に文字を定義することが可能です。
その定義ファイルはtcode.stと呼ばれるもので次のような形式になります。
それぞれLL,LR,RL, RRの空行を挟んで「木を見て森を見る」打鍵表を
テキストファイルで示したような形式になります。
LL ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ヮヰヱヵヶ 丑臼宴縁曳 鬼虚狭脅驚 孤誇黄后耕 奉某貌卜■ ゎゐゑ■■ 於汚乙穏■ 奇既菊却享 巧克懇困昏 ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ヲ哀暇啓把 ゥ逢牙掲伐 ヴ宛壊携避 ヂ囲較劇卑 ヅ庵寒賢藩 果告策首農 概買詳由死 武残両在! 風階能論増 細古利ペゃ 報紙館夜位 音王放々応 案曲情引職 横興刺側覚 崎白ぐ官球 欠夏彼妻善 財針裏居差 従骨厚顔量 適類御宇推 母奥因酒伸 ぱ慰我兼菱 ぴ為掛嫌紐 ぷ陰敢顕描 ぺ隠甘牽憤 ぽ胃患厳弊 収際太園船 若雄査ふ賞 指氏丸続ェ ぎ格次習火 思術広門聞 種岡結進真 宅熟待取科 料土活ね参 受予切育池 英ボ加室少 ヒ江別考権 及久蔵早造 投義算半県 込沢軍青清 転空性使級 ぁ■瓦■■ ぃ■■■■ ぅ■■■■ ぇ■■■■ ぉ■■■■ 徳渡守登退 械刊訪融雨 帝始了極熱 読鈴恐督況 族丁未才返 件友卒初慣 宮伊求技写 局頭配黒院 向府富直倉 割ぶ番望元 ヨ誤証含% 判規感値ギ 済吉ゆ器照 説週号葉派 休省央福毎 LR ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ 湖礼著移郷 端飾郵塩群 刷寿順危砂 震扱片札乞 弘痛票訴遺 償欧努底亜 紅傷豪維脱 舗充喫腕暴 輪倒操柄魚 則存倍牛釈 禁硝樹句礎 絹被源願臨 批慶渉竜併 就駐揮丹鮮 綱潟創背皮 簡徴触宗植 承章候途複 快否歯筆里 包納頼逃寝 唱暮憲勉罪 害賃整軽評 撃折追隊角 浴秀糸春幸 積程断低減 故鉱提児敷 服声任検豊 変審改昇芸 限研労統役 逆企精ざ印 令違装然確 爆仲茶率比 陽構旅施曜 ァ導認健尾 殺負何履般 券悪秋非便 朱遅甲致汎 陣鶴鹿貨絡 眼繁誌招季 執紹夢卸阿 岳刑弱雲窓 病終起路越 常張薬防得 寺質づ港条 停領容玉右 河置供試席 勢必講愛管 輸形助◇流 基好味宝争 足草築観言 婦段衛額渋 素兵専親寮 毛永申袋良 等浅頃落命 板客師税飛 伝庭課着坂 欲巣茂述朗 迫災恋脳老 留列刻豆看 替沼? 辞献 還更占箱矢 帰庁昨跡ゲ 監寄裁達芝 竹注介具失 ゅ修究答養 志抜航層深 億録赤想消 色貸販編仕 左態花栄ザ ぬ展警型誰 根様独止堂 図挙険ゼ波 之末ぼ街免 州払乗庫状 例満津準遊 字材過諸単 RL ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ 請境系探象 尚賀岸責漁 舎喜幹丘糖 布苦圧恵固 姿絶密秘押 盛革突温捕 益援周域荒 康徒景処ぜ 邦舞雑漢緊 衆節杉肉除 依繊借須訳 織父枚乱香 譲ヘ模降走 激干彦均又 測血散笑弁 酸昼炭稲湯 貿捜異隣旧 攻焼闘奈夕 盤帯易速拡 汽換延雪互 歩回務島開 キせ区百木 や出タ手保 コ山者発立 ナ金マ和女 給員ど代レ 分よル千ア 7 か( トれ きっ日国二 上く8 え年 相家的対歴 付プばュ作 内工八テ見 九名川機チ サ建パ第入 桜瀬鳥催障 典博筋忠乳 採謡希仏察 君純副盟標 犯余堀肩療 中スもお定 わラ東生ろ う4 ) 十リ あこ6 学月 本さら高シ 3 と〇てる ーした一が い、の5 1 。◆0 ・2 ではになを ッ人三京ち ロク万方フ んまンつ四 けイす電地 業時「長み 呼幅歓功盗 紀破郡抗幡 房績識属衣 去疑ぢ綿離 秒範核影麻 店持町所ほ 全じ自議明 バ部六経動 後間場ニ産 問ム七住北 行ド円小ジ 通カ社野同 だり—め大 新」9 子五 事田会前そ 海道ず西げ 当理メウグ 不合面政オ 委化ビ目市 気売下都株 RR ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■星析遷宣 庶粧丈称蒸 ■乃如尼■ 欄龍略慮累 ■■■■■ 鼠曹奏尊■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■索射濁慢 ■冊需詑迷 ■皿輯蓄戻 ■賛瞬貯羊 ■■盾虫■ 佐法数郎談 接備最急験 記朝知ワ送 モ資士費ィ 無石屋解募 美題井洋実 宿制集安画 セ運ツ特谷 神び打勤ャ 優公品語演 昔短岩巨敗 遠ォ将ぞ塚 序振練念働 耳授版効視 示即難普辺 ■衰滋沈己 ■趨湿添已 ■垂甚徹巳 ■粋■爪巴 ■寸瞳陶■ む南原駅物 ケ式戦関男 話座線ダ橋 べ民ソ点遇 期ゾ歳強係 要設水藤有 連鉄教力ベ デ現エ他度 車成天世文 主映書可へ ホ共ブ平楽 私ゴ来信午 村ガ製校ご ノ完重約各 近外米ョ光 ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ ■■■■■ 洗羽個医静 響忘討史環 司迎華許補 復並浦ユ冷 担陸巻競護 支協用表正 先多商ハ交 調混ポ決ミ 組選党択体 銀以ヌ営治 ヤ心界意今 再ネ〜口台 団計夫食総 戸ひょ価与 身ピ勝反ズ
個人的にはこのファイルぐらいなら何とか設定できる,という感じです。
漢直Winの定義ファイルですら訳分からんと思っていたぐらいなので, この単純さは本当にありがたいです。
次のように-sオプションで自分でカスタマイズしたストローク定義ファイルを
指定することができます。
./hasida-table -s custom.st ./aiueo-full-1351.jis >my-daken-custom.ps ps2pdf my-daken-custom.ps
このストローク定義ファイルは非常に単純でカスタマイズしやすく,かつ プログラム等での扱いもしやすいので,これを使って色々やっていきたいと思います。
さいごに
今回は温故知新的な感じで,ストローク表を出力するhasida-tableのスクリプトについて紹介しました。
正直言って「次へのつなぎ」的な記事になりますが,今でも自分にとっては有用なツールであること,
またtcode.stの扱いがやりやすいというのもあり紹介させてもらいました。
それではまた。